医工連携への取り組み

事業のご案内

カワニシホールディングスが取り組んでいる医工連携活動を紹介します。

カワニシグループの特長

代表取締役社長 前島洋平代表取締役社長 前島洋平

「医療機器開発支援ネットワーク」の実施状況及び活動の方向》では、医工連携を成功に導く要因の1つとして「有識者委員による、医学面・学術面からの助言」が挙げられています。
カワニシグループは、医療器材販売事業を中核に、SPD事業、介護用品事業などを行っています。これらの事業会社を統括するカワニシホールディングス代表取締役社長・前島洋平(2015年9月に就任)の前職は、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・CKD(慢性腎臓病)・CVD地域連携・心腎血管病態解析学 教授です。岡山大学大学院修了後ハーバード大学医学部に留学し、血管新生抑制因子をテーマとした研究論文が科学雑誌『Science』に掲載されるなど、実績を有する研究者の顔も持ちます。
医工連携事業をきっかけに、現在は一般社団法人日本医工ものづくりコモンズの評議員、経済産業省関東経済産業局「医療機器プラットフォーム構築及び海外マーケット進出強化事業」のプロジェクトマネージャーをつとめております。

「医療機器プラットフォーム構築及び海外マーケット進出強化事業」について

世界の医療機器市場は年間約5〜8%拡大しており、中国や韓国などの企業が価格競争によりシェアの拡大を図っているのに対し、日本の医療機器は高品質でありながら、海外市場において苦戦を強いられており、約8,000億円の輸入超過の状態となっています。一方で、日本人医師の手技や、高品質な日本の医療機器・機材は世界中の医師たちに評価・注目されています。

この事業では、日本人医師の手技や機器を広めていく環境をつくることで、欧米製品や新興国の低価格製品からの差別化を図り、日本製医療機器の海外進出を進めようとしています。

日本の医療機器を用いて、日本人医師が手術・手技を行う動画コンテンツを集めたプラットフォームを海外の医師・医療関係者に配信しており、本プロジェクトは医者の「巧み」、ものづくりの「匠」を掛け合わせ、「MEDICAL TAKUMI JAPAN」と名付けられています。

医工連携事業は、社長主管の「学術本部」で推進されます。販売事業を通じ、医療機器に関する臨床ニーズや市場動向などを鋭敏に察知するとともに、医学者としての人的ネットワークなどを通じて医学・学術面からの助言が適宜得られるところに「医工連携」に関するカワニシグループの大きな強みがあります。

医療機器販売業・製販業参加型医工連携イメージ

医療機器販売業・製販業参加型医工連携イメージ

経験豊富な専任者を配置

医工連携を推進するにあたり、医療器材業界での経験が豊富な社員を専任者として配置しております。
長年、医療器材販売に携わった経験、知識、医療関係者とのネットワークを活用し、地域産業支援機関とも連携しながら、臨床現場ニーズ・製販企業・ものづくり企業のかけ橋となれるよう活動しております。

医工連携に関するお問い合わせはこちら

  • 学術本部 市場開発室室長 執行役員 本田佳範学術本部 市場開発室室長
    執行役員 本田佳範
  • 学術本部 市場開発室 樋口高志学術本部 市場開発室
    樋口高志

カワニシグループの取り組み

上記の他に、カワニシグループは次のような特長を備えています。

長年にわたる開発テーマの蓄積

(株)カワニシが東京・本郷の医療機器メーカー、ミズホ(株)と共同出資して設立した京都医療技術開発(株)は、京都大学医学部や京都府立医科大学などの研究者や医師とのコラボレーションを通じて、高度先端技術の商品化・臨床応用を目指したものです。
定期的に開催された「医材研究者サロン」には100人を超える講師たちが招かれ、専門領域の状況と医療器材に対するニーズについて活発な意見交換が行われました。そこで蓄積された開発テーマは300件を超えます。

医材研究者サロン医材研究者サロン

情報感度豊かな社員を育てる環境

カワニシホールディングスは海外医療情報誌『Medical Globe』を発行しています。世界的通信社クラリベイト・アナリティクスと提携し、海外の医療機器の市場動向・医療技術・新製品・治験承認・M&A・病院マネジメントなど多岐に渡る情報をわかりやすく日本語で紹介しています。また、毎号カワニシグループの営業社員が市場の将来性を予測する「Medical Marketing Analyst Reports」が掲載され、好評を博しています。
同誌は貴重な情報を伝えるだけでなく、グループ社員の市場に関する分析能力を磨く鍛錬の場でもあります。また週3回の社内メールを通じて、海外の最新医療機器の開発情報を日常的に得られる環境にあります。

Medical GlobeMedical Globe

お客様のお困りごとを集め、解決する仕組み

カワニシグループでは、若手社員が先輩たちの指導を受けながら論文を執筆する「指導論文制度」が定着しています。論文では、臨床現場や職場における問題を発見し、その解決方法を論理的に記述することが求められます。執筆者は、自分の着目した問題についてメディカルスタッフにヒアリングを重ね、顧客の悩みや不満を明らかにしていきますが、それはとりもなおさず顧客ニーズの発掘に他なりません。
この指導論文が契機となって設立されたイノベーション支援センターでは、個々の社員が発掘した解決策、ツール、個人個人の知識などを収集し、グループ内での共有をはかっています。

指導論文発表会指導論文発表会

医療機器の開発現場に光を当てる

カワニシグループが支援するNPO法人日医文化総研は、医療文化情報誌『知遊』を発行しています。同誌の連載企画「医療機器を開発した人たち」は、「日本の医療機器開発の現場に光を当て、開発者たちを勇気づけ功労を讃える」という意図から発案されました。これは、全国各地の優れたものづくり企業の技術を採り入れて日本の医療機器産業の隆盛をはかる、という医工連携推進の意図と共通するものがあります。
当社の医工連携への参画も、『知遊』24号掲載の「医工連携『製販ドリブンモデル』開発物語」が契機となっています。

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